自己紹介
男
1996年から11年在住した米国シリコンバレーを後にして、2006年9月から北海道に移住。 パートナー2人と共に新しい生活を始める。 生まれて初めての北海道。 期待いっぱいで突進だ。 カテゴリ
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やっぱり深呼吸するわけですね、こういう場合。
留置場から開放されてから、その周囲を見渡しながら。 その後、ここは?と、にわかに現実に戻っていくのです。サンタクルーズ裁判所のすぐ近くで、周りには弁護士事務所や保険のブローカー事務所などが密集している場所だった。海岸までは数ブロックと近くモーテルなども多い場所だ。 ああー、ここかぁー、などと何となく安心しながら、さて、今やるべきことは?と速やかに現実モードに切り替えた。 ①タバコを吸う ②水を飲む ③ 友人に電話する(当時ブログは米国でもマイナーで、ねぇ聞いて聞いて、手段が無かった) ④ 御不浄に行く ⑤ 車を取り返す ⑥ 帰って寝る ⑦ 起きてから今後を見つめ直す、ということになった。 こぼれ話に登場した、日本の某新聞社の友人に電話した。「今シャバに出てきました」「??」 「12時間ぶりの実社会です」「??」「実はこういう訳でした」「おおー!それは大変でしたな。大丈夫ですか?。。。」 2ブロック先のガススタンドの便所で、ちょろちょろと情けないおしっこした。 タクシーを拾いトーイングされた車を引き取りに行った。移動代、保管代で$195だった。 留置場経由で翌日の昼下がり帰りの我が身は、部屋に着くやベッドにばたと倒れ込み眠った。 結局翌日の朝まで寝入っていて、起きたときはとてつもない空腹状態だった。朝食を取りながら、昨日はやっぱり、やったよなぁ、現実だよなぁと手元のドキュメントの数々を眺めながらため息が出た。 気分転換に友人宅を訪れてみるか、と、例の某新聞社シリコンバレー支局長宅に向かった。 プリスクールに通っている4歳になる友人の次女が迎えてくれた。 満面の笑みを浮かべ「こんにちはー!Toyamaさーん!人生がけっぷちぃー!」 ちょっと言葉が出ませんでしたね。あは、あは、よたよたと出向かいに対応しました。 その夜は友人ご一家の励ましを含めた夕食会を堪能して、あたたかい愛に包まれぐっすり眠った。 あん時も泊まっていけば良かったと、このとき初めて後悔した。 翌日アパートに帰ってみると郵便が4通あった。いずれも弁護士事務所からの手紙だった。 「今は大変なお気持ちでしょう。今後のことはお任せください」「最近起こった出来事は、あなたの生活に大きな変化をもたらしたでしょう。分かります。ではご相談ください」「小耳に挟みましたが、大変でしたねぇ。これからが大事です。相談無料。今すぐ連絡を」などなど。 ちょっと切れましたね。どっから小耳に挟むんじゃぁー?何でそんな早く知ってるわけ? あんた何もの? 事件から2日後ですよ。 しばしハァハァした後、でも、弁護士に相談、依頼は必要だよなぁ、と沈静化した。 ともかく情報を収集しなければ。ネットで情報検索しまくり、また、知人の弁護士(専門は違う)に聞いたりして集中学習した。 一挙に「やべー」、情報が目の前に溢れてきた。 やっぱりまずは弁護士に相談か、との結論から、その選択に入った。 地理的に近い人。安い。話してみて信頼が置けそう。などを条件に、電話や実際の訪問で決めた。 聞きたいことは山ほどある。当時はH1ビザで永住権申請中だったのでその影響も含めて質問魔になっていた。 (飲酒、免許、罪、罰、費用、今後しなければならないこと、など今回の問題について分かりやすく説明してくれるのだが、聞く方が米国人ではない自分の立場のためか、あれやこれや山のような質問をするものだから依頼した弁護士は少し閉口していたようだった。) 4年前私が依頼した交通関係専門の地域に密着した弁護士の費用は$1500であった。(私は無罪で、かつ、罪も認めないからどんどん裁判進めてね、といった場合の費用は別途です。) DMV(日本で言うと運輸省交通局みたいなところ、免許証も管轄しているから警察の機能もあるね)と裁判所はそれぞれ単独に、しかしながら一部個人情報を共有しあって一人の飲酒運転事例を処理していった。 続く
by tedtoyama
| 2005-03-11 16:19
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