DNAのある所


北海道での独り言
by tedtoyama
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自己紹介
男 
1996年から11年在住した米国シリコンバレーを後にして、2006年9月から北海道に移住。
パートナー2人と共に新しい生活を始める。
生まれて初めての北海道。
期待いっぱいで突進だ。
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リングコッド裁判 中篇

あっという間に午前8時半、釣り始めてから2時間が経過していた。朝日が心地いい。風も無く波は静かだった。カモメが近寄ってくる。近くではアシカが泳いでいる。時折プハァーっと水面に出ては、ぐりぐり体を回転させて気持ちよさそうだ。遠く岸の方を眺めるとサーファーがてんこ盛りだ。うつ伏せになってボードを漕いでいるとアシカのように見える。
しばし手を休めてビールを飲みながら一服する。あぁー!…   言葉にならん。
実は釣りなんてどうでもいいもんね、このまんま、のんびり、のんびり、あぁー!…
寝そべって空を見た。小船に揺られながら、本当にいい日和で、と幸せな気持ちになった。
小腹がすいたのでそろそろ朝飯にすべぇーと、おにぎりやゆで卵を口にした。とその時、波任せ揺れ船任せに放置しておいた竿先が、がくっとしなった。船も少し傾いた。おっ、きたっ!とばかりに竿を手にすると、オ・モ・タ・イ。引っ張られる。「うげぇっ!イカ食ったら何か喉に引っかかっただ!いてぇーだ!クルシーだ!うげぇっ!」と何かが暴れていた。糸を出したり手繰ったりしながら格闘した。隣でも知人、友人が「うわぉ!」「でへー!」っとそれぞれ海語で何やら叫んでいた。3人同時の格闘だ。一人が船首、一人が中間左、私が船尾右とそれぞれバランスしていたが、皆片方に寄ってたら船ひっくり返ったんじゃないの?
そして私、リングコッド釣りました。
50cmくらいで口の大きさが子犬の頭ほどありました。友人は美味しそうなバーミリアン・ロックフィッシュ、そして初体験の知人はなんとひらめだぁー!リングコッドはタラの仲間らしくアメリカ人には人気で、フィッシュアンドチップスのフィッシュに使われるなどしているが、日本人にはちと合わない気がする。以前タラちり、ブイヤベース、ディープフライなど試してみたが美味しいと感じなかった。というか、不味かった。でも釣りあげる、その瞬間の感覚がすばらしいので許す。
うー、さ・か・な、だあ、うりゃー!釣り上げてまーす、そりゃぁー!ってな感じで。
みんなしばし無言だった。はぁはぁと、肩で息しながら満足感でいっぱいだった。
やれやれ、と一服つけると、ん?と気付いた。ちょっと大きめな船がすぐ近くに来ている。
すぅーっと近づいて、その船首を我々の船尾にくっつけるように横付けした。
???
すぐに制服姿のテキパキ隊2人組が、ライセンスを提示してください、釣った魚を見せてください、釣竿の先の仕掛けを見せてください、とたたみ掛けて来た。誰?このヒトたち?と思うまもなく我々3人各人への職務質問と船内の探索を開始していた。ライセンスと釣り糸を確認(針が二つ以上付いている、所謂ダブルフックは違法です。孫バリは大丈夫です)した後クーラーボックスを覗いた。メジャーで魚の寸法を測りながら叫んだ。
「誰がこの魚を殺しましたか?」???
我々3人が手を挙げ、それぞれに私が釣りました、と答えた。彼らはまた同じ質問をした。
「誰がこの魚を殺しましたか?」?
釣り上げた直後、私と友人とで知人の釣ったひらめも含めて生け締めにしてあった。新鮮な刺身で頭がいっぱいになっていて釣った魚はすぐ〆ちゃうのだ。当然である。が、これが問題だった。
違法なサイズ(そのとき初めて知った。キングフィッシュやロックフィッシュはサイズに関係なく一人10匹まで。リングコッドは一人2匹までで一匹が27インチ:67.5cm以上、ひらめも一人2匹までで一匹が22インチ:55cm以上が釣りの対象)ですね?
と問われた。
うそー!
その後、魚を釣ったヒトではなく「魚を殺したのは誰か」が大きな問題となっていった。
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by tedtoyama | 2005-04-03 07:30 | 日記
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