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DNAのある所


北海道での独り言
by tedtoyama
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自己紹介
男 
1996年から11年在住した米国シリコンバレーを後にして、2006年9月から北海道に移住。
パートナー2人と共に新しい生活を始める。
生まれて初めての北海道。
期待いっぱいで突進だ。
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こだわりと、こだわりの無さ

食べ物の嗜好は、家庭における幼年期の食環境や、その後の成長過程での経験でいろいろ変わることもあるようですね。
また、地域性も大きな要素になるのでしょう。

好き嫌いと食へのこだわりは別物のようであり、同じようであり。。。
食材そのものや調理法についても、人の意見や感想は面白い。
学生時代(新潟)で、現地の友人が語ったことを思い出します。
彼の家では朝の食卓を飾る「納豆」に砂糖を入れるそうです。
そういった経験の無い私は聞いていて「ありえない!」と思いましたが、彼にとっては
通常のおいしい食べ方であり大切なことなのですね。
彼は小学生時代、お友達の家にお泊りして、そのお宅で頂いた朝食の納豆には砂糖が入ってなかったことがあったそうです。
心優しい友人はおいしそうに振舞いながら食べつつ、内心「この家は朝食の納豆に砂糖を入れられないくらい貧乏しているんだな」と思ったそうです。
いつも2膳食べるところを一膳で済ませ帰宅したそうな。

たまご料理の話でも。
目玉焼きにしてもいろいろな形態がありますね。
目玉がほとんど生、半熟、硬め、薄蒸し状態、ひっくり返して固焼き、などなど。
硬め、柔らかめのスクランブルやプレーンなお好み焼き風、薄味のそれ、濃い目のそれ。
具を入れたもの。
ゆで卵、煮卵、味付けゆで卵やおでんの卵。
温泉卵にポーチドエッグ。。。
嗚呼!卵が好きだから止まらない。

食べ物の話題はなかなか尽きることが無い。
料理が好きというよりも、自分がおいしく食べたいものを食べることが好き、ということでしょう。
この点では妥協はありません。
余りものや野菜くずなどの限られた食材を使ってのアイデア料理や、使用食材に制限をつけない創作料理、既存の定番料理に対する徹底したこだわり、またはアイデアによる変化球などなど、柔軟性に富んだ対応ができることは気分がいいし、結果おいしくいただける食生活になっています。

食べることにはこだわる。でも、食材は余りこだわらない。そして、食材を料理することにはこだわる。
こんな感じかなあ?

料理にこだわるって言っても、レシピや調味料、料理加減に対して、徹底したスタンダードを持っていたり、忠実なわけではありません。
一番大事な自分、そして一番大事な人や大切な友人が食べるもの。
そのことに対する気持ちが最も大きな調味料であったり調理加減になります。
レシピ通りに、何々何グラム、強火でどうの弱火で何分ってやっているうちは、気のきいた料理はできませんね。

気持ちとイメージ、これが90%以上味付けのベースになり、決して失敗作ではない自分の料理になるのでしょう。

これには、こだわって行きますよ!

by tedtoyama | 2006-03-03 12:52 |
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